2008年07月22日

人間の繁殖期間と寿命の謎

シリーズ進化学5「ヒトの進化」の
http://www.amazon.co.jp/dp/400006925X

4 人間の本性の進化を探る 4 ヒトの生活史パターンの進化とヒトの社会 には、

「人間の女性は繁殖期間の終了後もかなり長期間にわたって生き続ける」
ことがあげられています。  

著者によると、「これは進化的には大きな謎」だそうです。

「他の動物では、雌は、繁殖期間の終了とともに寿命が尽きる」のですが、
人間だけは「閉経を過ぎたあとも、かなり長期間にわたって生き続ける」からです。

人間が猿から進化してきたことを考えると、
「繁殖期間の終了とともに寿命が尽きる」ことも大きく変化することはないはずです。


創造目的学からこれを見てみたときに、
人間には四位基台の完成という、他の動物にはない創造目的があって、
子、孫とともに三代がともに生きることに非常に重要な意味があるがゆえに、
これはきわめて納得のいくことです。

が、しかし、進化学では謎になってしまうようです。

進化学では、人間を猿の延長とみなしますが、
果たして、猿の単なる延長上に人間はあるのかというと、
実際、人間には霊人体があり、猿にいたるまでの生物には霊人体がなく、
また、創造目的は、人間は神の子女であるのに対して、
猿にいたるまでの生物は万物であり、存在している目的がまったく違います。

進化学は、この創造目的を考慮していないがゆえに、
観察事実を積み重ねれば積み重ねるほど、
謎が増えていってしまうようです。



以下、引用
「しかし、赤ん坊から性成熟に至り、繁殖期間を経て死に至るまでの時間配分を見ると、ヒトには奇妙な特徴があることがわかる(図2)。他の動物では、雌は、繁殖期間の終了とともに寿命が尽きるのであるが、ヒトの女性では、閉経を過ぎたあとも、かなり長期間にわたって生き続けるのである。

ヒトの男性の繁殖能力は、年齢とともに徐々に減少していくが、寿命がつきるまで、繁殖の可能性がまったくなくなることはない。それに対してヒトの女
性の繁殖能力は、排卵の停止とともに終了する。つまり、閉経とともに、繁殖の可能性はまったくなくなるのである。それにもかかわらず、繁殖終了後も女性の寿命はかなり長く続く。これは進化的には大きな謎である。

繁殖終了後の人生が長く続くのは、現代医学の発展による副産物だという議論もある。しかし、現代医学のなかった1万年以上も前の遺跡から発掘される骨の中にも、かなり高齢と見られる骨は発見される。

さらに、現代医学の恩恵には浴していない、現在でも辺境で狩猟採集生活を続ける人々の間にも、ある一定の割合で閉経後の女性は存在するのである。また、細胞内のフリーラジカル(遊離基)の除去機能は寿命と関連が高いと考えられているが、その指標のひとつである肝臓SOD活性の値を見ても、ヒトはチンパンジーと比べて格段に高い値を示している。

チンパンジーの雌は、どんなに好条件下でも、せいぜい55歳ぐらいまでしか生きない。しかし、ヒトの女性は100歳を超えるほどまで生きられる。」
p.146,147





posted by pocs at 06:55| Comment(0) | 進化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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