2008年05月23日

ヒトDNA組み換え修復治療の可能性

最近、従来不可能とされてきた遺伝子修復に対する研究に光が差し始めていますね。

「DNA修復ネットワークとその破綻の分子病態」という本も出ているのですね。
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320055872

また、人の遺伝子修復機構の研究も4年前に発表されていますね。

ヒトDNA組み換え修復の分子メカニズムの一端を解明
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/press/2002/20020816_1/20020816_1.pdf

「ヒトの生体内において遺伝子損傷の修復に中心的な役割を果たすタンパク質の立体構造を決定し、その修復機構を解明することに世界で初めて成功。

Rad52は、わが国で推進している『タンパク3000プロジェクト』として解析してゆくべき重要なタンパク質に位置づけられています。

DNA組み換え修復機構が損傷すると、がんや遺伝病の直接の原因になることが報告されており、このタンパク質の構造決定は、がんが発症するメカニズムの解明に重要な知見を与えるだけでなく、人工的にDNA組み換え反応を生体内で行うといった、より効果の高い遺伝子治療へと発展する基礎技術となるものと期待。」


また、さらに、DNA複製や細胞分裂の様子をリアルタイムで観察する新技術 - 生物発生のメカニズム解明やがんの診療・治療薬開発に新たな道 -ということで観測技術も進んでいますね。

DNA複製や細胞分裂の様子をリアルタイムで観察する新技術 独立行政法人 理化学研究所プレスリリース
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/press/2008/20080208_1/20080208_1.pdf


従来不可能とされてきた遺伝子治療が、このような修復機能が研究されていく中で、可能になる可能性が出て来ましたし、一部にはすでに前の投稿で紹介した、亜鉛の指で「遺伝子治療に新たな光―「亜鉛の指」でDNAを自己修復」の内容にあるようなことが可能になってきています。

遺伝子治療に新たな光――「亜鉛の指」でDNAを自己修復 WIRED VISION


これからは、一部の細胞に、このような治療を施しながら、栄養素を与えて、細胞分裂を施し、アポトーシスの機能で異常細胞を減らして、本来の状態に戻していくというような治療が少しずつ可能になっていくかもしれないですね。



posted by pocs at 06:42| Comment(0) | 共生理論と創造目的の世界観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。