2008年03月15日

第二重、第三重(2)

(3)第三重〈方便=究境の世界〉日本版

ここでは私たちの生活に身近な「大黒天」や「弁財天」などのさまざまな仏や神様の姿が描かれている。

多くは異教(とくにヒンドゥー教)の神々から借用したものである。ある意味この世的なご利益の神(仏)と、もう一方で、その中には野原に無造作に転がった人間の遺体や骸骨が描かれている。

一見これは虚しい世界であるが、その終局の向こう側に仏の世界を見つめなければならないことを説いたと思われます。

親族や知人の死に接して、私たちはこの世をどう生き、どう終わって、仏の世界に向かうのか、を考えさせられる、そこから何かを学び取る。

このような形で大日如来の意図を伝えようとするのが、日本でのこの「第三重」の役割なのである。

日本では、最後にこのような人間の抱えている現実的な課題を突きつけて今どう生きるべきかを考えさせる構造となっている。





ラベル:胎蔵曼荼羅
posted by pocs at 06:54| Comment(0) | 時空を超越した世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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