2008年03月14日

第二重、第三重

第二重と第三重を、本来の大日経の内容と思われるものと日本式の胎蔵曼荼羅に描かれた内容とを合わせて説明していきます。

(2)第二重〈大悲=根本の世界〉、第三重〈方便=究境の世界〉

日本での第二重
 @構造
東には釈迦院があって、釈迦牟尼仏をはじめとする仏菩薩たちが坐す。
西には虚空蔵院があって、虚空蔵菩薩をはじめとする菩薩たちが坐す。
北には地蔵院があって、地蔵菩薩をはじめとする菩薩たちが坐す。
南には除蓋障院があって、除疑怪菩薩をはじめとする菩薩たちが坐す。
 A内容
●東方(上)
釈迦院 
大日如来の化身である釈迦を通じて「慈悲」の智恵を伝え始める。
文殊院 
「慈悲」の智恵が体系化して普及する。
●南方(右)
除蓋障院
人が「仏の慈悲」を受け入れる時の障害となっている罪悪を取り除くための智恵。
● 西方(下)
虚空蔵院 
「千手・千眼」をもって大日如来の徳と価値を発揮させるため虚空蔵院の智恵。
蘇悉地院
「仏の慈悲」の業が完全に実現されるための智恵。
●北方(左)
地蔵院
「仏の慈悲」を普段の生活の中に生かすための智恵。

チベット(本来の大日経)での第二重
本来、ここには、「楽しくわかるマンダラの世界」によると
「チベットの胎蔵マンダラでは外金剛部院が西南北の三面にとどまり、しかもいちばん外側ではなく、二重目に配置されている。外金剛部院に描かれている神々は、すでに述べたとおり、もとはといえばヒンドウー教の出身です。つまり、外様です。勘ぐれば、いつなんどき裏切るかもしれません。」
となっていますが、
これが、天使を主管するという意味からするならばやはり、第二重におくほうが、真の意味では良いのかもしれません。

そこで大日経では、いちばん外側ではなく、二重目に配置し、
三重目に本来の人間としての理想像を描いた菩薩たちを配置して、
天使を主管すればそのようになると述べたのかもしれません。

「「第二重」では、大日如来の「慈悲」がその実現のための「智恵」としてさらに具体的に展開する。いわば、正分合作用の分に当たる。」
と説明しましたが、一見これは、そのまま当てはまらないようにも思いますが、原理的に見ればより深い意味を感じ取れます。





posted by pocs at 07:11| Comment(0) | 時空を超越した世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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