2008年03月09日

密教の秘密とは?

松長有慶氏の理趣経の解説書によりますと「如来の秘密」「衆生の秘密」があると書いてあります。

「如来の秘密」とは、密教は実践を説いているのであまりはじめからすべてを教えるとその人のためにならない場合があるというのです。

実践面で高度なものを最初に教えてもできないので、ためにならないから、隠しているわけでなく教える順序があるというのです。

「衆生の秘密」とは、受け取るほうがオープンになっていても悟れないので隠された部分があるという意味であるようです。

真理を聞いてもその歩みとかがその段階に至っていないから真理とはわからない、そのような秘密をいうのだそうです。

電波があってもアンテナがあって周波数が合わなければ、受信できないというわけです。

真理は大日如来から常に発せられていた。しかし、受け取る受信機を持ったものがいなかった。そこで、その受信機を持って放送を流したのがお釈迦様だったと、密教ではこのような捉え方をするという話です。


話はその前の理法身の理に戻りますが、

ここで理というのは単なる法と違って判断を必要とする。
すなわち人格的なものを必要とするという意味に、私は捉えています。

また、智というのは判断の結果生じた知恵と理解してもよいと思います。

通常は、人間主体の悟りを中心に因と結果を判断するので、金剛が主体、胎蔵が対象ですが、
上記の解釈をすれば、悟りを生み育てようと判断する理(胎蔵)があって、具体的に人をどう悟りにつなげるかという知恵(金剛)がある、と理解してもよいのではと思います。



ラベル:理趣経
posted by pocs at 06:34| Comment(0) | 時空を超越した世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。