2008年02月16日

生命誕生の「最新シナリオ」(2)

4.DNAとタンパク質の両方が必要だが、どちらも単独では出現し得ない

DNAは設計図であり、化学反応を促進する装置はタンパク質で、この両者は生命に欠かすことができない。
ところが、DNAもタンパク質もそれぞれ単独では出現し得ない分子である。


5.RNAワールド仮説が現在有力だが、自然合成されるには複雑すぎる

RNA(自己複製を行うリボザイム)から始まり、細胞膜の獲得、タンパク質の獲得、DNAの獲得に至ったという「RNAワールド仮説」もあるが、RNAの鎖をつくる基本ユニットである「リボヌクレオチド」はアミノ酸に比べて複雑な分子であり、これが自然合成された例はない。


6.最初はアミノ酸のランダムな配列だったとしか考えられないが実際の生物とのギャップははるかに大きいというのが、生命誕生についての「最新シナリオ」の結論

生命はタンパク質から始まったという説においては、最初は設計図などではなく、4種類のアミノ酸がランダムにつながったものだったのではないかという。

しかし、生命起源の研究の2つのアプローチ、すなわち、
化学進化によって無機物からどのような有機物が生じどのような生命体を作り出すのかを検証するアプローチと、
現在の生物の共通先祖やさらに原始的な生命の姿を探るアプローチの、
両者の間に横たわる溝はまだまだ大きく、両者はつながっていない。

(続く)



posted by pocs at 07:08| Comment(0) | 共生理論と創造目的の世界観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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