2008年01月18日

宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)とは

「神世七代」が天地創造にあたり、
「造化三神」が絶対者なる神様にあたるとすると、
注目すべきは、別天つ神の残りの二神、
「宇摩志阿斯訶備比古遅神」と「天之常立神」です。

このうち、「天之常立神」は「國之常立神」とあきらかに相対的関係をなしておりますので、
「國之常立神」が地上世界の根本を指しているのであれば、
「天之常立神」は天上世界の根本を指していると推測されます。

すると、残るは、
「宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)」
です。

絶対者よりあとに出てきて、天地創造よりも先に出てくるこの神様は、
天使を指しているのではないか?と思われます。

それで、もう少し調べてみますと、
「宇摩志阿斬訶備比古遅神」は
日本書紀では、
「可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢのみこと)」と記されており、
その名前の意味は、美しい父や舅のような男神という意味だそうです。

神々の宴ー宇摩志阿斬訶備比古遅神
http://www.loops.jp/~asukaclub/kami/kami_004.html
上巻
http://www.ookuninushiden.com/newpage2.html


また、日本書紀第三の一書には、
「天地混れ成る時に、始めて神人有す。可美葦牙彦舅尊と号す。」
とあって、この神人の意味として、
「神と人、あるいは神のような霊力をもつ人などの意があるが、ここは人のような(人間的な)神の意であろう。」
(岩波文庫 日本書紀(一)p18,p19)
とあります。

天地が創造される前に存在していた人のような神といえば、
天使しかないのではないでしょうか?

また、独神であるにもかかわらず、ヒコという男性を現す言葉が使われている、
というところが一般的には非常に注目されているようですが、
天使が男性であったことを考えると、とても頷けるところです。



posted by pocs at 06:40| Comment(0) | 神様と天使と人間の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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