2007年10月30日

古事記の別天つ神・神世七代と創世記の天地創造

古事記に記述されている別天つ神と神世七代のところを読むと、
これは創世記に書かれている天地創造6日間に対応している
のではないかという気がしてきました。


「別天つ神五柱
天地初めて発(ひら)けし時、高天の原に成れる紳の名は、天之御中主神。
次に高御産巣日神。次に神産巣日神。
この三柱の神は、みな独神と成りまして、身を隠したまひき。

次に國稚(わか)く浮きし脂の如くして、海月なす漂へる時、
葦牙の如く萌え騰(あが)る物によりて成れる神の名は、
宇摩志阿斯訶備比古遅神。次に天之常立神。
この二柱の神もまた、独神と成りまして、身を隠したまひき。
上の件の五柱の神は、別天つ神。

神世七代
次に成れる神の名は、國之常立神。
次に豊雲野神。
この二柱の神もまた、独神と成りまして、身を隠したまひき。
次に成れる神の名は、字比地邇榊、次に妹須比智邇神。
次に角杙神、次に妹活杙神。
次に意富斗能地神、次に妹大斗乃弁神。
次に於母陀流神、次に妹阿夜訶志古泥神。
次に伊邪那岐神。次に妹伊邪那美神。」


造化三神(三柱の神)は、本陽性と本陰性とその中和的主体を意味していると思われます。
易では、江戸時代から、天之御中主神と高御産巣日神、神産巣日神が
太極と陽・陰に対応すると言われていたそうです。
(学研 歴史群像シリーズ67 古事記より)

また、岩波文庫の古事記の脚注を見ますと、
字比地邇榊と妹須比智邇神は泥・砂を意味するそうです。
(「ワイド版岩波文庫48 古事記」より)

また、字比地邇榊・妹須比智邇神から伊邪那岐神・妹伊邪那美神までは
陽陰のペアになっております。

おそらく、國之常立神は、その名が示すごとく、
被造物の中でも永遠性を示す根本的存在なので、
光を意味しているのではないか、と思われます。

それで、神世七代を順に見ていきますと、
國之常立神。 → 光
次に豊雲野神。 → 空気、水
次に成れる神の名は、字比地邇榊、次に妹須比智邇神。 → 泥・砂・鉱物
次に角杙神、次に妹活杙神。 → 木・植物
次に意富斗能地神、次に妹大斗乃弁神。 → 動物
次に於母陀流神、次に妹阿夜訶志古泥神。 → 哺乳類
次に伊邪那岐神。次に妹伊邪那美神。 → 人間

に該当しているのではなかろうか、と漢字の意味もあわせて考えると
思い浮かんできますが、
いかがでしょうか。


神々の宴ー天之御中主神
http://www.loops.jp/~asukaclub/kami/kami_001.html
「日本書紀』の本文では最初に現れる神は国常立尊で、故に天之御中主神と国常立尊を同一視する説もある。」

天之御中主神 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%B9%8B%E5%BE%A1%E4%B8%AD%E4%B8%BB%E7%A5%9E
「天地開闢に関わった五柱の別天津神(ことあまつかみ)の一柱。」

国之常立神 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E4%B9%8B%E5%B8%B8%E7%AB%8B%E7%A5%9E
「天地開闢の際に出現した神である。」

神々の宴ー高御産巣日神
http://www.loops.jp/~asukaclub/kami/kami_002.html
「同じ「造化三神」である神産巣日神と一対の神で、高御産巣日神が男神で神産巣日神が女神とする説や、この二神は一心同体だとする説など昔か様々な説が唱えられている。」

タカミムスビ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%93
「「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに「創造」を神格化した神である。女神的要素を持つ神皇産霊神と対になって男女の「むすび」を象徴する神であるとも考えられる。
『古事記』によれば、天地開闢の時、最初にアメノミナカヌシが現れ、その次にカミムスビと共に高天原に出現したとされるのがタカミムスビという神である。」



posted by pocs at 06:51| Comment(0) | 時空を超越した世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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