2007年10月19日

Re:イエスの三大試練と釈尊への悪魔の誘惑

参考のために、根本経典である雑阿含経の該当部分を抜粋いたします。

この部分は、以前ご紹介した、お釈迦様が悟りを開いたところを記した部分「苦行経」のすぐ後にあります。
http://pocs.seesaa.net/archives/20070701-1.html

これを読むと、悪魔は、「私が言うとおりにもう一度村に戻れば食べ物をあげるよ」と、弱みに付け込んで主管しようとしているのがわかります。

また、「王になれば思いのままにできるよ」と、心をくすぐるような誘惑をしていますね。


国訳一切経 阿含部 4
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1100991809/subno/1


雑阿含経巻第三十三

(乞食経)是の如く我れ聞きぬ。一時、佛、娑羅婆羅門聚落に住まりたまヘリ。
爾の時世尊晨朝に衣を著け鉢を持ち,婆羅聚落に入りて乞食したまへり。時に魔波旬是の念を作さく
『今沙門崔曇は晨朝に衣を著け鉢を持ち、婆羅聚落に入りて乞食せり。我れ今當に往いて先に其の舎に入り諸の信心婆羅門長者に語りて沙門崔曇をして鉢を空にして出でしむべし』と。
時に魔波旬、佛の後に随逐して是の唱言を作せり
『沙門・沙門、都て食を得ざる耶』と。
爾の時世尊、是の念を作したまへり『悪魔波旬ジョウ乱を作さんと欲するならん』と。即ち偈を説いて言はく、
『汝新に如來に於て無量の罪を獲得せり 汝は謂ひて如來を呼び諸の苦悩を受くる耶』
と。時に魔波旬,是の言を作さく
『崔曇更に聚落に入らば當に食を得せしむべし』と。
爾の時世尊、而かも偈を説いて言はく、
『たとひ所有無きも安樂にして自活すること 彼の光音天の常に欣悦食を以てするが如し
たとひ所有無きも安樂にして自活し 常に欣悦食を以て有身に依らず』
と。
時に魔波旬是の念を作さく『沙門崔曇は已に我が心を知れり』と。内に憂感を懐き即ち没して現ぜざりき。


(作王経)是の如く我れ聞きぬ。一時、佛、釈氏の石主釈氏聚落に住まりたまへり。
爾の時世尊、独一静処にて禅思し思惟して是の念を作したまへり
『頗し王と作りて能く不殺を得、人をして殺さしめず、一向に法を行じて非法を行ぜざる有り耶』と。
時に魔波旬是の念を作さく
『今沙門崔曇は石主釈氏聚落に住まり、独一に禅思して是の念を作せり「頗し王と作りて殺生せず、人をして殺さしめず、一向に法を行じて非法を行ぜざる有り耶」と。我れ今當に往いて其れが爲に説法すべし』と。化して年少と作り、往いて佛の前に住まり是の言を作さく
『是の如し世尊、是の如し善逝。王と作るも殺生せず、人をして殺さしめず一向に法を行じて非法を行ぜざるを得可し。世尊今王と作る可し。善逝今王と作る可し。必ず意の如くなるを得ん』と。
爾の時世尊、是の念を作したまへり『悪魔波旬ジョウ乱を作さんと欲するならん』と。而かも魔に告げて言はく
『汝魔波旬、何が故に是の言を作す「王と作れ世尊、王と作れ善逝、意の如くなることを得可し」と』。
魔、佛に白して言さく
『我れ面佛より是の説を作したまへるを聞けり「若し四如意足を修習するに多く修習し已らば、雪山王をして変じて眞金と爲らしめんと欲せば即ち作りて異ならず」と。世尊は今四如意足有りて修習し多く修習したまへり。雪山王をして変じて眞金と爲らしめたまはば意の如く異らざらん。是の故に我れ世尊に白せり「王と作りたまへ世尊、王と作りたまへ善逝、意の如くなるを得可し」と』と。
佛、波旬に告げたまはく『我れ都て心に國王と作らんと欲する無し。云何が當に作るべき。我れも亦た心に雲山王を変じて眞金と爲らしめんと欲する無し。何に由りてか変ぜん』と。
爾の時世尊即ち偈を説いて言はく、
『たとひ眞金の雪山王の如き者有らんも 一人此の金を得ば亦復た足るを知らず 是の故に智慧ある者は金石を同一に観ず』と。
時に魔波旬是の念を作さく『沙門崔曇は已に我が心を知れり』と。内に憂感を懐き即ち没して現ぜざりき。



posted by pocs at 07:02| Comment(0) | 時空を超越した世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。