2007年10月16日

天部の堕落と復帰

天部は、仏教では現世利益を与える神として民間の間では信奉されており、
その姿を示す話には非常に神話的要素があって実態を掴みにくいものがありますが、
天部の仏法を護る役割や仏法を信じる人間を守護する役割から見て、
天使に相当するものとの見方はほぼ妥当であると思います。

何らかの霊的な事実があってその一部の特徴が誇張されたり神話化されたり、あるいは教化に利用されたりしているのだと思います。

また、何度か書きましたが、仏教以前のバラモン教などのインドの神々は堕落した人間を主管して神の立場に立とうとした天使たちであると考えられますが、
その天使が釈迦によって教化されて天部となったのが実際に八部衆(天龍八部)と言われる天部たちだという説明が「天部の仏像辞典」に下記のように書かれています。

「・・もとは仏教以前の古代インドの神々でその性格も悪魔鬼神の類のものですが、釈尊に教化されてからは仏の眷属となり、仏法を守護する善神として再編成されました。・・」(天部の仏像辞典P.29)

また、帝釈天においては「人妻に横恋慕して姦淫に及び、それを呪詛されたために身に千の女陰を印された」(天部の仏像辞典P.25)
など、
そのまま、事実であるかはともかく人間の女性に情欲を懐いて堕落したりする様がかかれています。

このような記事は、聖書の
「主は自分たちの地位を護ろうとせず、そのおるべき所を捨て去った御使いたちを大いなる日のさばきのために、暗闇の中に閉じ込めておかれた。ソドム、ゴモラも周りの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので・・・」
とあるのと共通点を持っています。

仏教のほうは聖書に比べるといくらか軽い話となっていますが、天部が女性問題を起こしている話は共通の内容があります。


このように、人間によって堕落したり、(本来の位置を)復帰したりする内容が見られるということは、天使、天部の共通事実です。



posted by pocs at 08:01| Comment(0) | 神様と天使と人間の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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