2007年06月12日

Re: 経済と道徳 司法制度に関する意識改革の必要性

> 日本資本主義の創始者と言われ、経営に儒教精神を組み込んだ
> 渋沢栄一は経済と道徳は離れてはいけないと言った

根本に徳がなければ民主主義は成り立ちませんよね。

三権分立の祖、モンテスキューも、政治システムを支える動機付けとして、徳性、すなわち、「祖国への愛」、「自己犠牲」などを挙げたそうです。


日本の政治は三権分立制によって成り立っていますが、三権分立を唱えたモンテスキューは、「法とは事物の本性に由来する必然的な関係である」とし、国民にこれを保障するために、権力の分立の必要性を考えたそうです。

すなわち、三権分立の根本は、「事物の本性」であり、これがもたらす「必然的関係」だということです。


また、モンテスキューは、政治システムを支える動機付けとなる「基本原理」をも明らかにしました。

それは、共和制においては徳性、君主制では名誉、専制制では恐怖だということですが、
共和制における「徳性」として、「祖国への愛」、「自己犠牲」、「法律への愛」、「自分自身の利益より公共の利益の優先」、「平等への愛」を挙げています。

すなわち、三権分立制が唱えられたとき、とくに民主主義においてその体制を維持する必要条件として、これら「自己犠牲」や「自己の利益より公共の利益の優先」といった徳性の必要性が付記された、ということなのです。


司法が独立しているというのは、「事物の本性」に基づいた正当な裁きがなされることを保障するのが主であって、自己の権利を主張することが主ではないのですね。



posted by pocs at 06:45| Comment(0) | 道徳と家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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