2007年05月19日

相対的授受相関対応説による四位基台造成と進化

相対的授受相関対応説による四位基台造成と進化という趣旨で書いてみました。

 目的論とは、すべての事象は何らかの目的によって規定され、その目的に向かって生成変化しているとする哲学的立場であります。生物に即して言えば、生物自体が目的を持っており、その目的を実現するような姿もしており、進化もするという考え方です。例えば、植物は、繁殖して多くの実をみのらせるという目的を持っており、そのために種が遠くまで広がるようにさまざまな工夫をこらした、とする考え方であります。(趣意書より)
http://pocs.info/josetu_text_sisou.htm
 
 目的論は、すべての事象に目的があることを捉えましたが、目的がどこからくるのかが、明確でありません。生物そのものから目的がくるとすれば、進化するには新しい目的や力が加わる必要があります。
 そこで進化論では、目的論は誤りで偶然の突然変異によって新しい目的や力が現れ、それが環境の変化などで生存有利となって生き残るという、自然淘汰説を主張しました。
 しかし、ここにおいても、突然変異によって出来た外形が環境に的確に合い、しかもその突然変異した生物が変異部分に対して新しい目的にあった操縦ができるように即対応しているのはなぜか、という問題があります。

 今まで進化論では、生物が生き残るには生物が存在を維持しようとする機能(たとえば利己的遺伝子ならコピー機能)が偶然に遺伝子として形成されたことがきっかけとなったと、機械論的に進化を見ています。そして、その偶然出来た遺伝子を進化させたのが突然変異ですが、これらが定着できる基礎は物質の物理化学的相互作用に頼っていると断定できます。

 物質は冷えれば固まり、熱が加われば膨張し、躍動的な変化が可能であり、そこには自然の流れが生じます。川に例えれば、川の流れには淀むところもあり、渦を巻くところもあり、流れが生じればある種の秩序が出来上がるように、物質は化学変化をなして生物の元をつくり、はじめは単純な個体維持のみの生物であったのが環境の変化によってデザインの変化を施されて進化していったと理解出来るとも思われます。
 
 が、相対的関係は偶然でも必然でもないと指摘されているように、ここには相対的関係の合致という条件が必要であるということを考察する必要性があります。

 この合致と言うことを考えてみるときに、その内性(目的にあったプログラムや命令を下す能力)や外形(目的にあった精度や構造)が必要であることがわかります。これは、統一思想で言うところの性相と形状の二性性相が目的を中心として授受作用(相互作用)しながら統一体をなしており、これを統一思想では四位基台といいます。

 さらに進化のように新しい機能が出来るという場合には、このような統一体同士が同一の目的で主体と対象の関係をなして合性一体化し、新たな四位基台を造成しなければなりません。これには相対的関係の外形(目的にあった精度や構造)の合致のみならず、内性と外形の合致によってそれらが授受作用(相互作用)しなければなりません。これを一言で表すなら授受相関ということができます。


 このように進化には、相対的関係が授受作用をなせる、すなわちその性相と形状が授受作用できる関係がなければなりません。これらの流れを言い表すならば相対的授受相関と言うことができます。
 そしてそのような関係が結ばれるには、それらの関係を超えた超越的絶対者によって対応されなければ出来ません。すなわち、相対的授受相関は絶対者による先有条件における対応が必要なのです。

 このように、絶対者の創造目的により四位基台が形成され統一(合性)体をなすことができて初めて、物質、生物、宇宙、あらゆるレベルにおいての進化が可能であるとの見方が、相対的授受相関対応説であるということができます。



posted by pocs at 08:04| Comment(0) | 創造目的学会の使命 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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