> 豊島区の方のSMです。
> 貧乏暇なしで、皆さんの投稿を読むだけの日々が続いております(もうしばらく、この状態が続きそうです。お許し下さいませ)。
お久しぶりです。お仕事のほう、頑張っていらっしゃいますね。
それでもいつも読んでくださっているとのこと、心から感謝いたします。
> さて、最近ふとしたことで空海に関心が及び、色々書物を尋ねています。2・3疑問が起きましたので、皆さんにお尋ねしたくこのように投稿しています。
> @密教では胎蔵界曼荼羅を女性、金剛界曼荼羅を男性と
> 説いているがこれは逆なのでは?
対象性と主体性からそのように説かれているのだと思います。
胎蔵界には対象的性格があり、金剛界には主体的性格があります。
しかし、私が思いますには、この曼荼羅における主体・対象は、
絶対者との関係における人間・世界の主体性・対象性です。
なので、本来、男性・女性で分けるものでもない感じがします。
> A密教の修法では、身口意の三密に即身成仏の最大の秘儀
> があると説いているがこれは果たしてモデル化(一般化)
> が可能なものなのか?
> また、どういったメカニズムになっているのか?
身口意の奥義は、悟りの境地・完成に至るために、
修行者の身口意と絶対者の身口意を一致させるところにあります。
身口意はそれぞれ、体、み言、心を表していますので、
神様(のみ言)を中心として心と体を一体化させ個性的四位基台を完成させる
というように原理的に解明することが出来ると思います。
> B上記に関連するが、「印(ムドラー)」と「チャクラ」の
> 関連については?
> C桂昌院が宗覚に書かせた「元禄両界曼荼羅」の画像から伝
> わる霊的雰囲気は随分ステージが低いと感じる。他の機会
> で見た別のものは、例えば大日如来では威厳、慈悲、神聖
> において隔絶の感があった。空海以後、密教の大成者が
> 現れていないようだが、関係があるのでは?
この2点については私はよく知りません。
以上、ご参考になれば幸いです。
ラベル:曼荼羅